生地の選び方

生地にはさまざまな種類があります。使用する生地によって手触りや仕上がりの印象が変わるので、目的や用途に合わせて選ぶことが重要となります。

●生地の厚さ

生地の厚さにより、ミシンの縫いやすさや加工のしやすさが違います。薄くて柔らかい生地の方が縫いやすいので、初めての方には薄めの生地がおすすめです。

●生地の性質

耐久性なども関係するので、性質を考慮して選ぶことも大切です。例えばパンツ類は、耐久性や動きやすさが大切なのでストレッチ性のあるポリウレタン入りの生地の使用が多いです。ワンピースやチュニックなどの柔らかい雰囲気のデザインのものは、肌触りが柔らかい綿素材の使用が多いです。

●生地の織り方

素材や厚さだけでなく、織り方でも特徴が変わります。たて糸とよこ糸を交互におる平織りは一般的な織り方で、比較的頑丈で摩擦に強いという特徴をもっています。

初めての方におすすめの生地

●ギンガム

ギンガムチェックと呼ばれる生地で、綿素材で売られていることが多いです。どの生地屋さんでも取り扱いがあり、購入しやすいです。ブラウス、スカート、ワンピースなどに向いています

●綿ブロード

なめらかで上品な光沢が出るよう織られています。肌触りがやわらかく、気持ちのいい生地です。シャツや布団カバーなどを作るのに向いています。

●ダンガリー

もともとデニムのような斜文織ですが、現代はデニムと同じ色糸使いの平織りの生地が多いです。デニム生地のような厚さや硬さはありませんが、とても丈夫です。

●オックスフォード

通気性に優れ、柔らかくしなやかな生地なのでシャツなどに用いられることが多いです。シャツやランチョンマット、巾着袋などの小物に向いています。